これは日本で開催される環境・リサイクル関係では最大の展示会で、普段見られない先進的な機械を見る良い機会です。
時代はまさに大AI選別時代!各社競うように自社のAI選別機の性能をPRしておりました。
2年前に見たものよりもかなり精度と耐荷重が増えている印象で、10kg程度まで持ち上げられる機械もあったので、建築廃材にもそれなりに対応しているようです。
今までの廃棄物選別業務は人海戦術が全てでした。と言うのも、ありとあらゆるゴミを認識し、識別し、それを的確に選り分けるという能力は人間を置いて右に出るものはいなかったからです。
しかし時代は変わり、人が少なくなって行く現代において人に依存する選別は早晩立ち行かなくなる可能性があります。
そういった意味でもAI選別には力が入っているのではないでしょうか。
中でも家電のプラスチック部分と鉄分を分ける機械は、破砕した家電の基盤部分とプラスチック部分を選別して排出される様と精度は「おおっ」っという感じでした。
他には産業廃棄物を圧縮した蒸気で分解する亜臨界水処理や風力選別を応用したビニール袋洗浄機、ソーラーパネルのシート部分にほぼ触れずにガラスと2分割する機械が目を惹きました。
ただ個人的にはこれからはマテリアルリサイクルの時代だと考えており、これらの高度な選別を経た後にどう原料として高純度のマテリアルを作るかという設備を見たかったという想いはありました。
今後もこれらの新情報を注視して、新しい風を顧客に伝えられるよう日々勉強を続けます。
事務長 玉置 善徳